2009年8月11〜12日

七倉岳 2509m

 8/11 (火)  七倉〜唐沢ノゾキ〜鼻突八丁〜天狗の庭〜七倉岳 【船窪小屋】
 8/12 (水)  七倉岳〜天狗の庭〜鼻突八丁〜唐沢ノゾキ〜七倉

のち

6月からずっと目の回るような忙しさで、やる事が山積みの毎日。
そんな中、ぼちぼち準備を始めようと クローゼットからザックを取リ出す私に、
旦那 「エ? 今行クノ?」
やることたくさんあるじゃん的横槍
私 「今行かなかったら また1年後になっちゃうのっ。 去年から楽しみにしてたんだからっ」
珍しくついムキになる私に、
旦那 「INMIハ
山ノ時ダケ 真剣ダネ」 (真顔)
おいっ、「山の時も
」 だろっ。

さて、去年も膝の痛みにより見送った 憧れの船窪小屋。
想いは募る一方で、雪融けを待ち すぐに出掛けるつもりでいた。 ・・・が、

■■ 7/14 (火) ■■
関東甲信の梅雨明け (平年より6日早い)。 でもすぐに戻り梅雨で 夏はどこへやら。

■■ 8/4 (火) ■■
平年より13日遅く、やっとこさ北陸地方が梅雨明け。 おめでとうございます!と
クス玉が割れる

しかーし! 結局 晴れたのは、7/14〜16、 8/3〜4 のみという始末。
出発当日になると 翌日の予報が雨に変わることが当たり前のようにあり、何度か ムーンライト信州号や毎日あるぺん号を当日キャンセルするハメに。
急遽中止にしたにも関わらず ピーカン晴れになったこともあり (なぬぅ!?)、一時はかなりえげつない心理状態に。。。

■■ 8/10 (月) ■■
天気予報がまたもコロコロ変わり、8/11〜12 が急に晴れマークになった!
午後、ダメもとで ムーンライト信州号を買いに行くと、今夜の席が取れたので、急遽 出発することに。
良かた〜! 良かたよーぉ(涙) (もう片言)

23:05 自宅 出発

熊ト 待チ合ワセシナイデネ」 と旦那に送り出される。 熊に遭わないように気をつけてね、の意
待ち合わせ出来るなら、逆に してみたいものだ。
でも
日本語があまり上手くなられると面白くないので、ツッコまず
、「わかった」 と返事をしておく。
(ここ数年、夏〜秋の間を必ず海外で過ごしてきた旦那だが、今年は諸事情により日本にいる。
留守中 いつも好き勝手に山に行っていたのが、こうして初めて見送られるので、なんだか変な感じ。)

■■
8/11 (火) ■■
天候不順の影響か、登山客は数える程しかいない。
混んでいるのはイヤなくせに、いつものザワザワした光景(沢山のザックと熱気)が なんだか恋しい。

0:45 八王子駅 出発 〔JR ムーンライト信州号〕

帰省客と登山客は半々くらいか。
いつもらならザックでギューギューの吊棚も 今日はスカスカ。 1人で2席使える状態。

今回、待ち構える七倉尾根の鼻突八丁も恐ろしいけど、それより何より、無事 『信濃大町駅⇔七倉』 のタクシー相乗りをGETできるか!
それが今回の山行の
一番のドキドキ (勝負ポイント) であ〜る。

5:11 信濃大町駅 到着

下車したのは 15人ほどで、閑散としている。 烏帽子岳に行くという 30歳くらいの男性がポツンと相乗り待ちをしていた。
扇沢の人達はすぐに相乗りが揃い、あっという間に タクシー 2〜3台が出発して行く。
(扇沢の順調な滑り出しに、思わずそっちに行きそうになる。 鹿島槍でもいっか??)
・・・・・・ 「仕方ない、2人で相乗りですね」 と諦めかけたその時、改札から単独女性が飛び出してきた。
烏帽子へ行くというその人は、信濃大町駅に着いたことに 電車の発車直前まで気付かず、慌てて降りてきたそう。
やった! 3人なら助かるぅ!

5:20 信濃大町駅 出発 〔タクシー〕

運転手さんに 夜行バスの到着時間を尋ねると、通常、毎日アルペン号は 3:50頃、さわやか信州号は 4:50頃だそうで、バス組はとっくに出発済とのこと。
そう、バスだと相乗り率UPなのだ。
(と思ったら、翌年 2010年、毎日アルペン号(白馬猿倉ルート)はなんと 七倉経由で運行を開始!
これまで 『新宿
信濃大町駅 扇沢』 だったのが、『新宿 七倉ダム 扇沢』 に!
・・・ できれば今年からにして欲しかったけどぉ ・・・ でも、いつか烏帽子岳に行く時に使えるね♪)

5:50 七倉 <1058.9m> 到着

6,100円を 3人で割り、2,000円支払う。 七倉〜高瀬ダムの料金は あとの2人で折半。

七倉登山相談所の横には、ドアを開けると自動で電気がつく 立派で綺麗なトイレあり!

登山指導所に入るや否や、「コーヒーでもどうですか?」 と大きな声の係員のおばさまにすすめられた。
事前に書いてきた登山届を渡すと、「まぁ、ゆっくりしていきなさいよ。 コーヒー飲んでいきなさい」 と 登山届にじっくり目を通し始めた。
係員 「
何で一人なの?
私 「え? 何で??・・・」 (そんなこと聞かれると思ってなかったので 思わず詰まってしまった。 まさか、単独は止めるようお説教?)
係員 「“いつも一人” って言う人が多いわよね」
私 (なんだ、そんな説明でいいのか) 「あ、はい、いつも一人です」
係員 (緊急連絡先を見て) 「旦那さん、どこの国の方か聞いてもいいかしら?」
私 「ガーナです」
係員 「へ〜え、じゃあ 余計コーヒー飲んで行きなさいよっ。 ちょっとお話しましょうよ」
私 「一人なので、少しでも早く登り始めたいんです。 グループならいいけど、単独は危ないから」
係員 「あらそう? 残念ねぇ」

登山は早立ちが鉄則なのに、引き止められるなんて ちょっと驚き。
準備体操を終え 橋を渡り始める時に、その係員さんが 「INMIさーん! お気をつけて! 行ってらっしゃ〜い!」 と大声で手を振ってくれた。

登山口は橋を渡ってすぐ、トンネルの手前にある。
いつもの熊鈴に加え、去年 金時山(金時茶屋)で買った熊鈴も初出動。

6:13 登山口 出発

早速、黄色いヘビがお出迎え。 結構大きいのでビビるが、ササーッと草むらに入ってしまい、あちらもこちらにビビった模様。

前日までの連日の雨のせいか、土がねちゃねちゃしていて、気づけば 裾と靴は早くもドロだらけ。
スパッツをつけたくても、岩が苔やドロっぽく、その上に腰掛けたり ザックを下ろす気があまりせず、面倒なので 諦めてそのまま行くことにした。

7:45 唐沢のぞき <1537m> 到着
7:50 唐沢のぞき 出発

張り出した根は、足を掛けたり掴んだりするのに意外と便利で、滑る心配を除けば 予想外に登り易い。

8:27 岩小屋

2匹目のおヘビちゃん登場。
やっぱり 『涸沢〜奥穂高岳』 で キラキラ☆スカッ! といけば良かったか ・・・・・・ 七倉尾根を地味〜に詰めながら、ちょっと思う。

(その時は、まさか明日
こ〜んな景色が広がるとは思わず、どんどん陰気臭いことになっていた)

曇り空と一人ぼっちの登山道は、気持ちを重たくさせる。
今のところ、ヘビ 2匹にしか会っていない。 人がいれば 気分も違うのに・・・。 あ〜、いつになったら鼻突八丁なの?
既にもうなかなかの急登だし、梯子も結構あるっていうのに、これで鼻突八丁が始まったら 一体どうなっちゃうのぉ・・・??
嗚呼、楽しくない。 (ボヤいてばかりの、いつの間にやら
女 岸辺シロー

9:37 鼻突八丁 (8合目)

ブナ立尾根には ”胸突八丁“ とうい所があるが、更に急登なら ”デコ突八丁“ ”頭突き八丁“ か ・・・ そんなプロレス技があったような、無いような・・・。

いつ怒涛の梯子攻めにあうのかと ブルーな気分で登っていたら、どうやら いつの間にか鼻突八丁が終わっている様子。。。
なんだ、覚悟していたほどではなかったし、鼻も突かなかった。
そこまで大変じゃないじゃん。 ブログって大袈裟だなぁ、と思う。 (もちろん、ブログの情報・感想を鵜呑みにしているわけではないけど)
それに、しっかり整備されていて、きっと 地面が乾いている日だったら もっと楽しく登れただろう。
急登の分、グングン高度を稼げるのもありがたかった。

10:30
樹林帯の上部の方で、年配の女性が降りてきた。 (やった! 人だ!)
どこかで見たお顔 ・・・ と思ったら、「今日から 3日くらい暇をもらいますけど、ゆっくりしていって下さい。 バイトの女の子とネパールの人もいますのでね」 と、船窪小屋のお母さんだ!
ヘリで移動されているとばかり思っていたので、えっちらおっちら歩いていらっしゃるとは、頭が下がる思い。

11:27 天狗の庭 <2300m> 到着
11:42 天狗の庭 出発
稜線に出るとガスが少し濃くなり ちょっと焦ったが、見事なチングルマのお花畑が出現し、幻想的。

1週間ほど前は きっと満開だっただろうチングルマは、花と果穂が半々くらいだ。
12:38 船窪小屋 <2450m> 到着


一泊夕食付 ¥7,600


小屋に入るとすぐに温かいお茶を出してくれた。
個人情報なんちゃらなんて関係ない、
昔ながらの縦書きの宿帳に記帳。

囲炉裏が素敵♪

しゃくなげ、大山レンゲ、こけもも、こまくさ ・・・ 等の部屋名。
私は一番奥の上の段 ”しゃくなげ” を一人占め。
布団カバーの色と柄が可愛い上、フカフカで気持ち良い!

部屋にランプはこの1つだけ。




13:15頃、噂の水場へ向かう


   1日目 8/11 Part 2 へ続く   


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